動機づけ面接の基本

先日、中央労働災害防止協会 中部安全衛生サービスセンター主催の「動機づけ面接~産業保健指導が変わる~」という研修会に参加しました。

最近の研修は、コロナ禍によりZOOMによる研修が多くなり、会場での参加型の研修会が少なくなっており、久しぶりの対面での研修会でした。

前半は「ネットを含む依存症の基本」を聴講し、後半は面接の基本を演習しました。この「動機づけ面接」は、カウンセラーが行う面接の効果、研究を踏まえての技法とのことでした。基本スキルのうち「聞き返し」の演習を行いましたが、実際のやり取りに忠実であり、大変参考になりました。演習の中で触れられた「開かれた質問、是認、聞き返し、要約」については、産業カウンセラー講座でたくさん経験したはずで、日頃のやり取りで忘れていたことを思い返す良い機会にもなりました。依存症の方が発する「チェンジトーク」を待ちながらの対応についても体験しましたが、見逃している場面も多いのではないかと思いました。講師より、多くの経験を積むことで「チェンジトーク」を掴むことができると聞きました。無意識に面接ができるようになりたいなと思いました。